こんにちは!!
片づけ講座に見える方の多くが「捨てられない。」とおっしゃいます。
・まだ使えるから捨てられない
・壊れていないから捨てられない
・頂き物だから捨てられない
・思い出があるから捨てられない
・捨てたらバチが当たりそうだから捨てられない
・人が写っているから捨てられない(写真ですね)
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理由はいろいろ、人それぞれですね。
どんな理由があって手放せないでいるのか、手放すか手放さないかを決める前にそのことをよく考えてみると、どうするか決めた時に納得感がありますね。とても大切なことです。
「捨てたらいいのは分かってるんだけど捨てられないのよ。」とおっしゃる方には、「どうして捨てないといけないって思っていらっしゃるんですか。」と伺っています。なぜなら、捨てたくないモノは捨てる必要がないからです。
このテーマはまたいつか触れることにして、今日は【捨てる】以外の方法~「売る」について書きます。メリットとデメリットについてもまとめているので参考にしてみてください。
捨てる以外の方法はいくつかあるのですが、真っ先に「売る」を挙げたのは必要な人のもとへモノが早く渡りやすいからです。それから、家の中のモノを減らしたい、早くスッキリさせたい場合に一番早くそれが実現する方法だからです。
持っていても使ってあげられないけれど、お金になってモノも活かされるなら手放せそうと思った方は「売る」ことを考えてみると良いです。
リサイクルショップの歴史を調べてみました。
平成初期にリサイクルショップの実店舗が日本各地に登場して、中古品を売り買いすることが文化として定着していきました。背景には昭和後期の大量生産大量消費とバブル崩壊があるようです。追ってインターネット上でもヤフーオークション(ヤフオク)など中古品を売買するサイトが登場していきます。
中古品を売ったり買ったりする文化が根付いたため、令和の今、中古品に対する抵抗感はずいぶん薄れていますし、むしろ【使えるモノは使える人のもとへ】の考え方が主流になってきているのではと個人的には思っています。
まずは地元にリサイクルショップがあれば使わなくなったモノをお店に持ち込んで買い取ってもらいましょう。
[ 〇〇市 リサイクルショップ ] などで検索すると探すことができます。
リサイクルショップに持ち込むメリット
地元リサイクルショップのメリットはすぐに買い取ってもらえることです。持ち込めばその日のうちに査定して金額を提示してもらえますので、その金額で納得したら買い取ってもらいます。納得できなければやめることもできます。手放そうと思った時にリサイクルショップに持ち込めば、使わなくなったモノを家の中からすぐに出すことができるのがメリットです。
そして、「もう使わないからお別れしよう。」と一か月後のゴミの収集日を待っている間に「やっぱり捨てるなんて…。」と手放したくなくなってしまったとか、「いつか誰かに譲れるかも知れないから。」と持っていたらやっぱり家の中が片づけかなくて気持ちもスッキリしないといったことはしばしば聞きます。気持ちが整理できたときに、すぐにモノを送り出して家のモノを減らすことができるのが一番のメリットです。
リサイクルショップへ行ってモノを持ち込むことが難しい場合は出張買取をしているお店を探してみると良いです。すべてのリサイクルショップが行っているわけではないので、サイトを見たり直接電話をしたりして確認する必要があります。
買い取りを希望するアイテムによってはトラックを使ったりスタッフが複数必要だったりするので、高価な家具などを査定してもらう時もあまり金額は期待できないかも知れません。処分する場合でも大型の家具や家電は家の中から出すだけで費用がかかる時代ですので、総合的に考えてメリットがある方法を選択すると良いです。
リサイクルショップでは様々なアイテムが中古品として扱われています。
一時的に必要なアイテムは新品でなくとも良い、中古品であっても自分にとって新しい(新鮮味がある)のが楽しい、など買いに来るお客さんの考え方は様々なので、我が家で使ってあげられなくなったモノをどこかで活かすために「〇〇の買い取りはしていますか。」と気軽に問い合わせてみてください。安易に焼却処分しない選択は環境を守ることに貢献しているとも言えます。
リサイクルショップのデメリット
リサイクルショップのデメリットは、その品物(中古品)の価値はリサイクルショップ側が決めるということです。食器は未使用のものに限る、家電・健康器具なら製造から〇年以内など独自のルールがあってリサイクルショップによってルールが違います。
買い取り金額についても独自の基準を設けていて、季節や流行、状態(傷みの度合い)によって買い取る金額は変わります。買い取った中古品を買う人が不特定多数なこととリサイクルショップ自体の運営のため、高額での買い取りはあまり期待できないと考えていた方がよいです。こちら側が想定している価格と大きくズレることは往々にしてありますので、事前に「〇円以上なら売ろう。」など金額を決めて行くと良いです。
また、一度了承して手続きを済ませたものに関しては取り消すことができないのが普通です。どうしても手元に戻したいとなったら買い戻すことになってしまうので注意が必要です。初めのうちは売ってしまって後悔しないモノから始めることをおススメします。
オンラインでの買い取り
リサイクルショップは実店舗だけでなくオンラインでも売買しています。実店舗が家の近くにない、実店舗まで品物を持っていくことが難しい方は、段ボールに品物を梱包して宅配で買い取りを依頼することもできます。
特に、オンライン上では【着物買い取り専門店】【楽器買い取り専門店】【医療関連書籍買い取り専門店】など特定のジャンルの買い取りに特化したリサイクルショップが多数あります。[ 着物 買い取り ] などキーワードを入れて検索してみてください。
買い取った後の販路があるため、実店舗では買い取りが難しいアイテムも買い取ってもらえたり金額も高くなったりする可能性があります。ただし、査定金額に納得できなかった場合、送り返してもらうための送料などの負担についてはそれぞれ違ったルールがあるので事前に確認が必要です。
オンラインでは相手の顔が見えません。最初は着物の査定だけお願いしていたのがいつのまにか貴金属の買い取りの話になって相場よりずいぶん安く買い取られてしまったというようなケースもあるので、口コミをチェックしたり家族に相談したりして十分に検討してから依頼するようにしてください。
ここ横手市でもリサイクルショップは身近な存在になっているようで、週末はお客さんがたくさん出入りしています。私も季節ごとに家の中のモノを見直して、使わなくなったモノを買い取ってもらっています。査定してもらっている時間に探していたモノを見つけて買い求めることもあります。中古品の流れを見ているとモノにも一生があると感じます。
使ってあげられなくなったモノ、我が家で役目を終えたモノを使ってくれる誰かのもとへ送り出してあげると、モノも最後まで活躍できますしゴミを減らして環境を守ることにもつながりますね。
メリットとデメリットを考えながらリサイクルショップをうまく活用しましょう。